わかめのり

高1男子が考えてること 改め 大1男子が考えてること

科学は信頼のもとに成り立っている

理研のHPを眺めていたら、STAP細胞関連の記事に関して

理研の研究者が発表した論文が科学の信頼性を損なう事態を引き起こしたことに対し、”

とありました

 

そうか、科学は信頼に基づいているんだ

大抵は「皆虚偽の申告をしないだろう」という"信頼"に基づいて成り立っているんだ、と思い直されました。

 

科学を信じようとしない人がいるということ自体は英語一列で習いましたが、(信じようとしない人は別にしても)科学を信じられなくなってしまうという事態は十分ありえることですよね。

 

当然の前提を思い起こされました。

 

(以下を一部引用・改変)

www.jst.go.jp

アンチ東進

学習のための受験業界がビジネス化しているというのであれば、

勉強に役立つ教材を格安か無料でオンラインで提供すれば(塾のようなもの?)、ビジネス化に完全に対抗できるのでは?

そもそも良質な教材(環境は譲歩できるにしても)がお金を払わなければ手に入らないというのはおかしいと思う

高い教材と同等に良質な教材を無料で提供すれば打ち勝てるのでは?
社会にも貢献できるのでは?

天才だ、と思った子の話


偏差値43.7から始める東大受験 #5(確か)
より

そんな中突然小学校4年生?くらいの男の子が登壇し、他の登壇者に引けを取らない講義を繰り広げました(そもそもわからないので本当にそうだったかは定かではない)。

それを見て悔しくなった私。

自分を圧倒的に超える天性の数学力ですよね、それを見せつけられました。

この子は意味が分からないくらい頭がいいな…と感じました。


と書きましたが、部屋を片付けていたところその当時のその子のpaperをたまたま見つけました。

どうやら、梶田 光さんというらしいですね。

調べてみましょう。



うっそでしょ


有名人っぽい。おもしろ。




有名かはともかく、彼と出会ったことが良い刺激になりました。
偶然とはいえ私にとってはラッキーな出会いとなりましたね。

私にとって面白い出来事だったのでつい投稿にしてしまいました。<終>

偏差値43.7から始まる東大受験 #6 中3にして10時間勉強編

どうも、わかめのりです。

たむらかえの動画を聞くと集中できないので無音環境に変えました。

 

 

~前回のあらすじ~

東大医学部を本気(?)で目指す

 

 

というわけで東大医学部を目指すことにしたのですが、まず初めにしたことは、そう、

Twitterの開設

でした。

 

こういうところに若さを感じますよね。

自分以外の東大志望の人を観測した方が伸びるだろ、くらいの気持ちで開設しました。スタプラの存在は知らなかったし。

当時ミーカルさんとか、eくんはととが好き、みたいな名前の人とかがいたのを覚えてます。kaageさんとかも見てたか。あとは覚えてない

まあとにかく、周りの東大志望生の観測に成功し、みんなの勉強時間の長さに圧倒されます。

「1日10時間が関の山」と言ってる人もいた記憶がある

 

 

そんなころに、こんな動画を見ました。

 

↑↑の動画だけを見ていたわけじゃないんですけど、こういう感じの動画ばっかり見てました、当時は。

 

 

 

こういうのも見てた!!

ブレークスルー佐々木見てた!懐かし!!

 

 

まあとにかく、こういうのを見てるうちに勉強時間伸ばすぞ!という気になっていきました。

 

そんな時、モチベ向上に輪をかけるような、ある本との出会いがありました。

それがこちら。

東大理Ⅲ 合格の秘訣33 | 「東大理Ⅲ」編集委員会 |本 | 通販 | Amazon

 

ご存知ない方の為に説明しますと、

理科三類(東大医学部と同じ意味と思ってもらっていいです)の合格者たちが、自身の生い立ちから合格までを綴ったものです。このブログの短縮版だと思ってもらって差し支えないと思います。

まあこれを読んだわけです。

思想の強い?本だと思われそうですが、「天才」「宇宙人」とか言われている人々の裏側を冷静に見つめられるし、他人の生き方もわかるし、面白い本ではあると思います。

僕はこの本にハマってしまったので、近所の本屋で邂逅を果たしてからこの本にドップリ浸かるようになりました。

ちなみに、ここで「良問の風」「名門名問の森」「化学の新演習」「苑田尚之」「東大特進」「鉄緑会」など、重要wordsを習得していくことになりました。これは後で効いてきます。

 

それで読んでいるにつれ、やはり合格者は勉強時間が長いな、今の私の勉強時間じゃ全然足りないな、と思うようになりました。

 

ここからは怒涛の勢いでした。

ちょうど冬休みで、他にやることがなかった(中高一貫校だったので高校受験もなく、M-1の歴代最高得点を目撃するくらいしかなかった)ので、部屋に閉じこもりカンヅメになって勉強しました。

 

その結果、一日の勉強時間が600分とか、480分とかに達する日が現れ始めました。

 

「すごい!」と思われそうですが、「一度スイッチが入ってしま」えば、部屋から出ずに机の前に座り続けていれば時間は流れていくので、勉強時間を伸ばすこと自体は、モチベさえあれば可能だと思います。異論は認めます。

 

 

ここらへんで記事を切り上げてもいいのですが、キリが悪いので中学校卒業まで進んでしまいましょうか。

 

 

さあ、ここまでは中3冬休みの勉強時間の伸びをお伝えしましたが、

肝心の勉強内容はどうだったのか?、と。

勉強は量*質だ、と言われますね。(諸説あり)

 

当時の僕は数学しかやっていませんでした、その中でも特に幾何。

圧倒的にセンスがなかったからです。代数はやればできたのですが、幾何だけは、特に中学の幾何だけは、できませんでした。補助線を引かなきゃいけない問題の補助線が思いつかなかったからです。

それで以下の問題集を解いてました↓↓

 

 

日日のハイレベル演習 2018年 06 月号 [雑誌]: 高校への数学 増刊 |本 | 通販 | Amazon

 

リンクの埋め込みのやり方がよくわからず、定まらないのですがご愛嬌ということで。

 

 

まあ当時の自分にしては少し難しすぎる、くらいのレベルでした。背伸びしてます、これは。

これらをとにかくず~~~~っとやってました。

 

当時は勉強のやり方も知らないので、1問と対峙しながら2~30分経過し、諦めたら巻末の答えを見て、「なんでできないんだこのやろう」みたいなことをノートに殴り書きする、というのを続けてた気がします。

 

 

そんなこんなしているうちに中学を卒業します。

と同時期に、コロナも流行ります。

 

 

―――次回、鉄緑会入会テストへ―――

 

 

<#6 終>

偏差値43.7から始まる東大受験 #5 立志編②

 

どうも、わかめのりです。

理学系研究科物理学専攻のたむらかえの動画を聞き流しながら書いてます。

 

 

~前回のあらすじ~

進級、中3。東大志望の意思が強くなる

 

 

 

ある日、一癖ある理科教師(#3参照)に何に興味があるのか聞かれたとき、

「哲学的なことに興味があって、それを考えるためには人の生き死ににもっと接近してみたくて、」…と話しているうちに、

 

あれ、…人体解剖してみたいな……

とふと思いました

 

なので「人の生き死ににもっと接近してみたくて、人体解剖してみたいですね~」と口に出してみたら

 

一癖ある理科教師「医学部に行けば解剖実習があるね」

と言われ

 

中3の私「医学部に行けばいいのか…!」と思いました

 

あとはもうお分かりですね、

東大+医学部=東大医学部 です。

 

東大と医学部をそれぞれ変数とすると、等式を満たす領域は上図です
どっちの軸がどっちでもいいです(対称なので)

↑これを解くために線形代数の教科書を1ヶ月ぶりに引っ張ってきて10分くらい経ったところで、不要なことに気が付きました

 


というわけで気軽に東大医学部を目指すことにしました。

 

ただ、全く本気で目指してたわけじゃないし、大して勉強もしてませんでした。

まず医学部の格の違いを知らなかったし。

 

 

なのですが、中3の冬に転機が訪れます。

当時私は数学部に入っていたのですが、クリスマスも近いある日、とあるイベントに参加しました。

イベントの趣旨はよく覚えていませんが、なんか都内の私立高校に行って数学の講義めいたものを聞くものでした。

数学部にいながら、まあそんなに数学loverなわけでもなかったので壇上のオジサンの話をテキトーに聞いてました、当時はlogとかΣとかベクトルすらわからなかったので。

 

そんな中突然小学校4年生?くらいの男の子が登壇し、他の登壇者に引けを取らない講義を繰り広げました(そもそもわからないので本当にそうだったかは定かではない)。

 

それを見て悔しくなった私。

自分を圧倒的に超える天性の数学力ですよね、それを見せつけられました。

この子は意味が分からないくらい頭がいいな…と感じました。

そこで、自分は天才ではないのか……自分より全然年下なのに全然頭のいい子がいるじゃないか……と、一言でいえば劣等感を覚えました。

 

ここからが私らしいところなのですが、

天性の才能を見せつけられ、劣等感を抱いた私は、

 

「自分も意味が分からないくらい頭良くなろう!」

 

と思いました。

そう思ったので、引率の数学教師に

「先生、僕も意味が分からないくらい頭が良くなりたいです!」と言った憶えもあります。

 

そのときは前述の経緯でちょうど「東大医学部ありだな~」と思っていた時期だったので、遂に目指すことにしました。割と本気で。

 

 

 

―――次回、1日10時間の勉強―――

 

 

<#5 終>

 

偏差値43.7から始まる東大受験 #4 立志編

どうも。わかめのりです。

部屋が温まらないので指先が冷えてきました。

 

 

~前回のあらすじ~

友達を困らせるために授業に前向きになる

 

 

はい、進級。中3。

そういえば、入学当初時まずまずだった成績は少しずつ向上していきます。定期テストへの慣れとかもあると思いますが、原因は不明です。

 

中3になると、英単語だけでなく、英熟語も学習するようになります。

なのですが、当時の私にとっては英熟語の意味が全く分かりませんでした。

だって、

go + out ->「付き合う」 とか

keep + up + with ->「付いていく」 とか

一語一語の意味を組み合わせたものと全然違うじゃないですか、意味が創出されてるじゃないですか。

そんで全然わからなくなって、とても勉強するようになりました。悔しかったんでしょうね。

ノートに英熟語をたくさん書き、隣には単語から浮かんでくるイメージイラストみたいなものを書きました。これは東大英単語熟語帳"鉄壁"の影響を受けたものと思われます。(後述)

 

go out, go out, go out, go out, go out, go out,...... [イラスト]

 

てな感じ。

この時のおかげで、英熟語は丸暗記することなく、動詞や助詞などのイメージを組み合わせて理解する、ということが身に着きました。これはよかった。

 

 

ちなみにさきほど鉄壁がチョット登場しましたが、この頃は"東大志望"の色が強かった記憶があります。

小学生の頃から見ていたQさま!!の東大生インタビューとか、さんまの東大方程式とか、東大王(中1の頃に放送が始まった!)とかを見て憧れたのです。単純だね。

ちなみに東大王初期メンの方々が執筆された本(鶴崎さんは除く)は一冊ずつ持っています。あの頃の東大王が今でも好きです。

 

写真では分かりませんが、ドッグイヤーをしているし、付箋も貼ってます

 

というわけで、特に理由もなく、ただ東大に行きたいとだけ思っていました。

 

 

英熟語の勉強で"鉄壁"の影響を受けていたと言いましたが、それは東大志望かも…?な息子を慮ってくれた母が有難いことに鉄壁を買い与えてくれたからです。

まだそんなに本気でもなく、当時は1sectionごとに完璧な暗記を求めてしまったがためにsection3までしか持たなかったのですが、それまで漠然と抱いていた東大への憧れが「ブ厚い単語帳」としてなんか実体を持つようになったことには、大きな意義があったと、今では思います。

 

 

ということで、東大への憧れが強まっていった中3でした。

 

 

 

―――次回、東大理三を志望する―――

 

 

 

<#4 終>

偏差値43.7から始まる東大受験 #3

 

どうも、わかめのりです。

自室でオイルヒーターを強めに焚いているのに部屋が温まりません。本当に3月?

 

 

~前回のあらすじ~

中2。さみしい

 

 

というわけで、まだ中2です。

そう考えると中2っていろんなことあったな。

 

この頃にあったもう一つの大きな出来事と言えば、ある理科の教員が異動してきたことがあります。

その理科の教員というのがまあ個性強めなオジサンでして、

・基本的に靴は履かず裸足

・学校まで走って登校してくる日がある

・自分で授業をしない(後述)

など。

 

今(19歳)となっては、ああそういう人か、と対処できるのですが、当時(13歳)の自分としては受け入れ難い存在でした。

 

その人の授業スタイルが風変わり(かつ有効だと私は思う)で、自分で授業はせず、クラスの生徒をグループ分けし、それぞれのグループに授業範囲を割り当て、生徒に授業をさせる、というものだったのです。

ちなみにこの時自分が担当した範囲のAdvancedな内容として勉強した"テロメア"は今でも興味があるし、"ヘイフリック限界"という言葉は今でも忘れていません。

 

どうしてその授業スタイルが私に影響を与えるようになったかというと、生徒が授業をするようになったからです。

当時のチョットヒネクレていた私は、友達の授業を聞くと、答えられないような質問をして困らせてやろう、みたいな意地悪心がありました。良くない。

先生の授業だったらそんなことは思わなかったと思いますが、友達の授業だと、なんとなく負けたくない、勝ってやりたい気持ちになっちゃったんです。中坊のすることだと思って許してやってください。

ということで、毎授業の発表を漏らさず聞いて、粗探しのような質問をする日々を送りました。

 

実はこれも、影響を及ぼすことになりました。

こんな経験が、よもや「授業に積極的に参加する」態度を生んでしまったのですね。学ぶ内容をしっかり聞いて、内容を懐疑的に熟考して、そして疑問を相手に伝える、という経験を積んでしまったのです。こんなことで。

 

 

という訳で、中2では

・哲学っぽいプレーンな思考力

・授業への能動的な態度

を会得したわけです。

 

 

次回、中3になります。

 

<#3 終>